家族☆ごっこ★
「私 淳と付き合ってんだけど。」

腕をつかんできたのは 大人っぽいキレイな女だった。

「そうですか。私にはどうでもいいことですけど。」

だってどうでもいいもん。

「は?あんたどういう神経してんの?
彼女いるのに淳といちゃつくってどういうこと?
気をつけます じゃないの?」

「それならその彼氏に言ってください。
私にはそんな気持ち一切ありませんから
だいたい柴田先輩がからかってくるんだから。」


もう負けたくない。
だって私 悪いことしてないもん。

やましいことないし!!
コソコソすることないじゃん。

「ちょっとこのイモめっちゃ腹立つ!!」

仲間が声を張り上げた。

「彼女なら先輩に やめるように言ってください。
迷惑ですからって。それから明日も行きませんって。」

そう言って私は歩きだした。


カッカッカ・・・・

頭に血がのぼってる。
ふざけんな バカヤロー!!!
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