家族☆ごっこ★
「琴子~~最近 部屋にこもってない?」
光に言われてビックリした。

「え?そう?そんなことないよ。」

「俺たちいっつも置いてけぼりだし…一人で
何やってんの?仲間に入れろよ。」

「そんなことないって ごめんごめん~~。」

素直に明るく 優しく・・・・・。

「やけに素直じゃん 琴子……。」

私が階段を登るのをやめて ソファーに戻ると
信之介がつかまり立ちをして 手を離してテレビに
集中してる。

私は思わず床に寝転んでる光の背中を足でつっついた。

ふり向いた光は私が足でつっついたのを
怪訝そうにしていたけど

信之介の様子を指さすとすぐに笑顔になった。


「立ってる~~~。」小さい声で私たちは言い合った。
光は携帯を出して写真を撮っている。

信之介 大きくなったよね……。
もうすぐ一歳だもんね。

信之介の成長に思わずウルウルしてると
足がくすぐったくて身をよじった。

光が意地悪な顔で私の足を捕まえた。

「何すんのよ ちょっとやめてよ。」

足の裏をこちょばし始める。

「やだ~~光~~やめて~~~。」

信之介は立つのをやめて這って光のそばに来て座った。

「信之介~~助けて~~。」

信之介はキャッキャッと手を叩く。

「俺らは男同志 一心同体だもんね~~。」
< 154 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop