家族☆ごっこ★
「もしかしておまえ俺らが喧嘩してると思って…。」

「う・・・う・・・んまんま~~~。」

そうだった信之介の前でこんな言葉で
話したから不安になったんだ。

「ごめんね喧嘩やめるから……。ごめんね信之介。」

私も悲しくなって 涙が出てきた。

「もう喧嘩しないから~~~~うぇ~~~ん~~!!」

信之介を抱きしめて大泣きしてしまった。
信之介はさらに火がついたように泣き出す。

「ごめん 二人とも ごめん・・・・。」

私の後ろから 光が さらに抱きしめる。


「喧嘩やだよな。親の喧嘩とか…
見たくないのに…ごめんな 信之介……。
俺 最低だよな……。」


光のコロンの匂いが心地よかった。
どこかで…どこかでかいたことある……。


学校だったかな……。


そんなことを考えながら
背中に光を感じて 


やっぱりやっぱり好き・・・・・・・。

痛いくらい痛感する・・・・。
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