家族☆ごっこ★
「ありがとう…。嬉しい。」

私は光に抱きついた。

「ずっと一緒にいよう。」

「うん。それはとってもうれしいけど……
でもすぐにそうなるなんて難しいでしょ。
だって生活しなきゃならないもの。」

「大丈夫。ちょっとだけ待っててくれたら…。」

「ちょっとだけ？」


「俺を信じてればいいよ。
家事手伝いとでも書いとけ。」

「家事手伝いか・・・・。それで許されるかな。」

「じゃあ　結婚予定だな。」

光が笑って　キスしてくれた。


「ほんとにお嫁さんにしてくれるの？」

「琴子しか考えらんない……。
今度は一緒に本当の家族になろうよ。」

嬉しくて涙がこみあげてきた。


簡単な約束でも　私にとっては夢のような言葉だった。


愛する人とずっと一緒にいられる。
それが光なら
こんな素敵な人生はない。


「幸せにするから……。
俺らは絶対　離れないよ。」


「ずっとずっと……一緒だよ。」


最高のプロポーズに感動しまくった私だった。
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