【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
玄関のカギを開けると・・・

玄関にはドアの隙間から入れられたと思われる手紙が入っていた。


”結婚するな””早く別れろ””お前には釣り合わない男”

そんな手紙が何通も・・・・


私は、驚き倒れそうになった。

それを支えてくれたのが、一緒に来てくれていた彼だった。


「彩音さん、お仕事に必要なものをとったら、帰りましょう。
 このことは潤さんと俺らできっちり落としまえ付けますから・・・」


彼の目はいつも私に見せてくれる優しい目ではなく、鋭くとがった目だった


私は、言われるがまま、必要なものを持つと、潤のいる事務所へ向かった。


潤はその話を聞いて、さらに困惑しているようだった・・・
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