【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
私は、ポツリポツリと話し始めた。

彼氏と付き合い始めて、別れたこと…

友達に話してあることを先に…

その間、相沢さんは何も言わずにただ、聞いてくれている…


私は、誰にも話していないことを話そうとした。

『あの…これまでの話はみんなに話していたことなんですが…
 これから話すことは、和人たちにも誰にも言わないでくれますか?』

「もちろん。約束するよ。」

そして、誰にも話していないことを話すことになる…


『付き合ってから4か月がたったころ…

彼の車でドライブに行った。

私は、初めてお付き合いする人だったから…

その人と、その…そういうことしたことがなくて…

彼はそれでも、ゆっくりでいいと言ってくれて…


でも、その日は違ったんです。

彼がコーヒーをくれて、飲んだら眠くなって

目が覚めたら、彼から頬をたたかれて…そしてまた眠ってしまった。


その間に何をされたのか今でも分からないんです。

そのあと、少しして別れました。

今から半年くらい前のころです


私、怖くて…男の人が…それに車も…


すいません。だから、相沢さんが悪いわけじゃないので…』


私は、それだけは言いたかった。

私のせいで、変な気持ちになってほしくなかったから…
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