【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
相沢さんの顔をみると…

本当に怒っている顔をしていた・・・


『ごめんなさい…変な話をして。本当にごめんなさい』

「七瀬さんが謝ることないでしょ。悪いことしてないでしょ。
 むしろ、被害者でしょ…
 俺、今、むちゃくちゃいらついてる…そいつに。」

『もう…いいんです、終わったことだから…別れたし』

「七瀬さんは終わってないじゃん。こうやって怖い思いしてる。
 男を怖いと思ってんじゃん。

 俺…どうしたらいい?どうしたら、七瀬さんの力になれる?」

『えっ?大丈夫ですから…一人で。』

「そんな顔して、大丈夫なわけないでしょ。
 俺には、お嬢さんの慰め方を知らないから…

 ごめん。こんなやり方で…」


そういうと、相沢さんは私を抱きしめてくれた。
瞬間体が強張ったけど、怖さは感じなかった。

「怖くない?」

『はい。大丈夫です』

ウソじゃなく本当のことだった。
逆に安心できた。

安心した腕の中で、私はまた涙を流してしまった。
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