【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
私は、潤に達也に謝るように言った。

だって…昨日のことは勝手に潤が誤解して、
達也を巻き込んで、荒れただけだから…


『ちゃんと謝ってよ…実は今日私も達也に電話したんだけどね…
 そしたら、夜のこと教えてくれた…
 相当ダメージあるみたいだよ。
 潤がすっごく怖かったって言ってたもん。』

「しゃーねーじゃん。
 彩音に男がいると思ったんだから…
 荒れるにきまってんだろ。 まったく…」

『信用されてないんだね。私…』

「そうじゃねーけど…
 彩音が俺と付き合ってること内緒にしたいっていうし・・・
 勘違いするだろ」

『ごめんなさい。それは・・・』

「それはなんだよ。」

『笑わない?絶対だよ…
 ・・・だって、私じゃ潤の彼女ですって言いにくいんだもん。
 元カノさんだって山で会うって言うし・・・
 車のこと何も知らないし・・・
 私なんかじゃ…って思って』

「なんだ。そんなことかよ。そんなの気にすんな。
 俺が惚れた女が俺の女なんだから…
 それに、車のこと知らなくたっていいじゃん。
 俺がずっと傍にいるんだから…なっ。

 それに…恭哉の妹なんだぞ。何にもされねーよ。
 恭哉も山じゃ有名人だぞ。」

『そうなんだ…あの兄がねぇー…』

「とにかく…もう周りに言うからな…
 もう、がまんできねー。そんな理由なら…」

『どんな理由だと思ったのよ…』

「彩音の逆バージョンだよ。
 俺じゃ、お前の彼氏にふさわしくないから言いたくないのかと…」


お互いがふさわしくないと思っていたなんて…本当バカみたい。

でも、少し、気持ちが楽になった…
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