イメージチェンジ
それから私は忙しい毎日を送っていた。


ミスコンとミスターコンの出場者は本番の衣装は自分で用意しなければならないらしい。


どんな服がいいんだろう。

私はハッキリ言って、センスがないから衣装決めなんてできない。


「海斗様と一緒にショッピングに行けばいいじゃない。」

美鈴とりまに放課後相談したら、とんでもない答えが帰ってきた。


「無理だよ〜。それにセンスがないなんて恥ずかしくて言えない。」

「全然恥ずかしいことじゃないよ。むしろ人間は一つくらい欠点がなくっちゃ。」

「私欠点だらけじゃない(泣)」

「「どこがっ!?」」

「美少女だし、頭いいし」
「なにげに運動神経いいし」

「そのうえ彼氏は学園一のイケメン」

「「羨ましーい」」


二人が顔を見合わせて言った。

私は苦笑いしかできない。




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