イメージチェンジ
「ハハハ。二人とも息ピッタリだね。てゆーか私そんなに羨ましがられるほど凄い人じゃないから。」
「ミスコン予選1位通過だしスゲーんじゃね?」
突然後ろから声が聞こえた。
美鈴とりまの顔は真っ赤になっている。
私は振り返らなくても声の主が誰だか分かった。
「海斗っ!?なんでいるの?」
「居たら悪い?」
そう言い少しだけ不機嫌になる。
「ううん。全然いいんだけど…なんか珍しいなって思って。」
「まぁ、たまにはな。」
海斗は頭を掻きながら恥ずかしそうに言った。
カッコイイ。今の仕草に私のハートは射ぬかれた。
「ん?何赤くなってんの?もしかして俺に惚れ直した?」
「な!?そんなことないもん。」
「ぶっ!!『もん』だって。お前そんなキャラだっけ?」
「もー。うるさい。」
「はいはい。」
海斗は私の頭をなでなでした。