面倒臭がり屋の恋!?(仮)



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…ンポーン…ピンポーン……

「ん…?んーっ」


翌日。

ジャージを見つけて、いつもの部屋スタイルになり、早速ベッドでお休みした私は…なぜだか、鳴り続ける家のチャイムで目覚める。

何だよー…


「休みなんだから寝させて――」

ピンポンっ、ピンポンッ、ピンポーン…

「だぁーーっ!!」


居留守を決め込んだ私だけど、呼び鈴を鳴らし続ける誰かさんがそれを許さず、結局、私は出ることにした。


ガチャッ

「・・・はい。」

『志葉さんっ!?見て見て!アレ!!』

「は?」


呼び鈴を鳴らし続けたのは、私の左隣に住んでいる田川さん。

THE・近所のおばちゃんって感じで、一回捕まるとおばちゃんのマシンガントークで中々離してもらえないことで有名だ。

そんなおばちゃん自ら出迎えて来たってことは――相当なことが起こったのに違いない。




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