面倒臭がり屋の恋!?(仮)



―――「ん…。」


4時間後。

周りの騒がしさに、私は自然と目を覚ます。

何…?また何か起こったの?

そう思いながら近くにあったメガネを嵌めて、眠気眼の中、玄関を出た。


「ん・・・?」


右隣の部屋の扉が開いている。


『あ、こんにちは!』

「…ど、どうも…。」


その中から出て来た、蒼いつなぎを着た引っ越し業者さん。

え、隣に来るって…今日の話だったの?

じゃぁ、今日は一日うるさくなるわけだ…。


「出かけようかな。」


うるさいの、苦手だし。

そう思った私は家に入り、携帯電話を開く。

そうして、発信ボタンを押した。




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