面倒臭がり屋の恋!?(仮)
『まぁ、でもさー。もういい加減その性格、どうよ?』
「どうって?」
やっとゆっくりとコーヒーが飲めるようになった頃、秀美が突然言い出した。
『面倒臭いの嫌いとか、社会人にもなってそれはダメでしょ。』
「…いや、会社ではそんなオーラ一切出してないし。」
うん、そんなのは一切。
心の中では思ってても、口には絶対に出さないし。
ってかその分、仕事のスピードは上がるし。
残業はしない主義なので。
『いやいやいやー!オーラは出すもんじゃなくて、出るもんよ?』
「そんなのどっちでもいーじゃん。」
『出たー!茉子のテキトー・シンキング!』
「うるさいよ。」
私はプライベートでは全く頭を使わない。
いや、使いたくないから、テキトーにやり過ごしているのだ。
仕事で勘弁してくれって感じだ、バッキャロー。