俺様アイドルの甘いキス




「よし!…遠回りだけど、Uターンしてあの道から帰ろう!」




きびすを返し、私は少し離れた2人にバレないように背を向けた。




俯きがちに他人な雰囲気を出しながら、上手く人混みに紛れる。
 



「えー、ほんとですかぁ!?」




後ろからアリスちゃんの楽しそうな声が聞こえる。




ズキンズキンズキンズキン




なんか……凄く胸が痛い………




「あと少しで抜け道……」




早歩きで抜け道を目指す。














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