俺様アイドルの甘いキス




「へーえ?風呂上がりなんだ?」




そう言いながら、長い指で私の髪の毛を絡める。




ビクッと少し驚いて青葉くんを見ると、綺麗な瞳と視線がぶつかる。




「だからいい匂いすんのな」




からめ取った髪を、そっと自身の口元に持っていく。




その仕草に、私はひどく胸が暴れる。




「この匂い、好き」




あいてる手で頭を優しく撫で、甘く囁くような声色で私を魅了する。




「あ……青葉くん……………」




「そんな顔して……誘ってんのか?」




顔がキスしそうなくらいに近づく。




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