冗談ばかりの彼氏さま
「で、美化委員が居残りってなに?」
「…あっ、じゃあこれ!」
椋也が美化委員だと知り、あたしはプリントを椋也に手渡す。
すると、抱き締めていた腕を
緩めプリントを受け取った。
「ふーん…」
「えっと…それだけだから……じゃあね」
やっと離してもらい、
あたしは今のうちと言わんばかりに逃げ出した。
しかし、そうさせてくれないのが椋也だ。
「待って」
そう言って椋也は
あたしの手首を掴んで自分の方へ向かせる。
「……な、に?」
「逃げちゃだめ。せっかく来たんだし、キスくらいさせて」
「え、ちょ…やーめーてー!」
近づいてくる綺麗な顔を何とか手で押して防ぐ。
なっなに考えてんの!?
この変態がぁー!