素直じゃないあたしを温めて
どれだけ侮辱されても、
俺は諦めなかった。
頑張ろうと思えた。
悔しかったから。
だから、今度の期末テストを精一杯頑張ろうって思った。
毎日徹夜して、勉強した。
なのに……
また、駄目だった。
どうやっても周りに勝つ事が出来ない。
「なんなの……これ。12番!?下がってるじゃない!!」
母さんが俺の成績表を見て目の色を変えた。
「ごめんなさい……」
俺が小さい声でそう呟くと、
「ごめんなさいじゃないわよっ!あれだけ頑張りなさいって言ったのに!ほんと、あなたは出来ない子ね」
「…………」
「ほんと、拓未は優也と違って“失敗作”だったわ。貴方なんて産むんじゃなかった」
“失敗作”
“産むんじゃなかった”
母さんが俺の全てを否定した。
何もかも、否定した。