素直じゃないあたしを温めて

どれだけ侮辱されても、

俺は諦めなかった。


頑張ろうと思えた。


悔しかったから。




だから、今度の期末テストを精一杯頑張ろうって思った。


毎日徹夜して、勉強した。




なのに……

また、駄目だった。



どうやっても周りに勝つ事が出来ない。




「なんなの……これ。12番!?下がってるじゃない!!」



母さんが俺の成績表を見て目の色を変えた。



「ごめんなさい……」


俺が小さい声でそう呟くと、


「ごめんなさいじゃないわよっ!あれだけ頑張りなさいって言ったのに!ほんと、あなたは出来ない子ね」


「…………」


「ほんと、拓未は優也と違って“失敗作”だったわ。貴方なんて産むんじゃなかった」



“失敗作”
“産むんじゃなかった”




母さんが俺の全てを否定した。

何もかも、否定した。
< 139 / 440 >

この作品をシェア

pagetop