素直じゃないあたしを温めて
「で?今どこ?」
「えっと、一応コンビニはあるんだけど、前にガソリンスタンドが無くて、それで…………」
あたしが、周りにある建物を柳瀬に
全て説明すると、
柳瀬はすぐにあたしがどこに居るのか分かった。
そこからあたしは柳瀬の電話の指示で動きだし、
やっと、目的地のカフェ、Warmthに着いた。
「次は迷子になるなよ?」
「うん、大丈夫」
「じゃあな、頑張れよ」
あたしは電話だから相手に自分が
見えるはずもないのに、
コクンと頷き、電話を切った。