生徒会室inカオス
そんなこんなで教室到着。
ガラッ、と扉を開けると盛大なクラッカーが。
…鳴らなかった。

「なによ、和泉と栗原さんだけじゃないの」
「滝夜くんが居ないと意味無いんだけど」
「いや、俺は栗原さんだけで十分なんだけど」

……なにこれ?

「あーもー、入ってきちゃだめ!滝夜くんが来たら3人一緒に入ってきてね」

そう言って締め出される俺と栗原さん。
もう一回書く。
なにこれ?

俺、おもっきり教室の中見ちゃったよ?
追い出されても意味ないんだぜぃ!
横の栗原さんを見てみると……アウチ!明らかに怒ってますオーラ出てるんだぜぃ!!


「なんだあいつら。みんな理玖狙いなのか?そーなのか?
クソッ、昨日1日居ないだけでこんだけ狙わてるだなんて……!
やっぱり他の奴に取られる前に印付けとくか」


それから俺の方を見て、なんでこのこと報告してくれなかったんだ、と般若の形相で迫ってくる。
てかこれ八つ当たりだよな!?酷いっす!
てか、ちょ、ち、近いっ!!


「…よく見ると、パーツ1つ1つはそこまで悪くないんだな。」

「はい?」

「雰囲気も近づきやすいしな。あれか、虫は雰囲気イケメンか」


なにそれぇええ!!
初耳!なんじゃそりゃ!
うわっ、この人俺にイケメンって言ったよ!ちょっと意味違うけど!


「だが興味は一切ないがな。
たかが近づきやすい雰囲気だけで、私の理玖が仕留められると思うなよ?」

「思ってませんよ?!
だぁーからなんで俺、滝夜にそーゆー感情持ってるって誤解されてるんですか?!」


どーしてこの人は絶対俺をそっち系だと思っちゃってるの!?
俺、今日だけで何回誤解解いてきたんだよ。かるく2桁いってる気がするんだけど!


「認めたくないのも分かるがな、恋してるってのは分かってるんだ」

「…それ、俺のどこ見て分かったって言えるんですか?」

「勘だ」


勘かよ!!ちょっとでも好奇心持った俺を恨みたいよ!
てゆーか、俺は断じて滝夜をそーゆー目では見ていない。
フッツーの友達だ。
恋愛対象になんてなりゃしないんだぜぃ。
なるとしたらこのすっげぇ近くに居る美形さんなんだぜぃ。おそらく好きにはならないと思うけど。

「てか近いっ!近いっす栗原さん!!」

「そうか?」

「そうです!離れてくださいっ」

ちなみに俺は、廊下の壁に居る。
そして目の前には栗原さん。
つまり、逃げられないのであーる。

…『あーる』じゃねぇよな、これ。
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