幼なじみじゃイヤなんだ。 Before
この間までそう身長も変わらなかったのに、

こいつってこんなに小さかったっけ?



前はもっと頑丈そうに見えたのに、

今は、触れるのもためらってしまうほど、壊れやすそうに見える。







でも……







ダメだ!

また、昨日の晩と同じことを考えた!





一体俺は何を考えているんだよ…



ホントに分かんねぇ!!

相手は桜なのに。






あ゛─────っ!!









「相澤さん!おはよう!」





その声に俺と桜が振り向く。


桜の左肩に手を置いて、桜の顔を覗き込むようにしている男の姿が目に入る。





「あ、小池くん。おはよう。」




桜がその“小池くん”とやらにニコッと笑った。
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