幼なじみじゃイヤなんだ。 Before
「そんなに相澤のこと気になってんだったら、2人の間に割って入ってくればいいじゃん?」


「は?」


「『は?』って…相澤とそいつのこと気になってんだろ?」


「んなわけねぇーだろ!桜とその男のことなんか気になるかよ!」


「まぁまぁ、隠すなって!友達だろ?素直に言えよ!」


「……なにを?」


「なにをって、好きなんだろ?相澤のこと」






漫画のようにイスごとひっくり返るかと思った。

それほどすごい衝撃だった。






「俺が桜のことを好き?」


「うん」


「…」





マサは冗談言ってる顔じゃない。


考えたこともない…生まれてこの方そんなこと一度も。





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