期間限定の婚約者
はあ、と息を吐き出し、新垣さんが額をぺちんと叩いた。
「誤解されても仕方ない恋愛ばっかを俺はしてきたけれど……そこまで最低野郎でもないと自負してたが」
「あ! いえ、私が勝手に勘違いをしていただけなので。新垣さんが悪いわけではありません」
だって、私と新垣さんの恋愛は期間限定だもの。
終わりがあるのを私が知っているから、勘違いしただけ。
この恋愛が終われば、お義母さんと新垣さんの関係は戻る。
それを知っているのは、私とお義母さんだけ。
「新垣さん、ごめんなさい。私の勘違いですから」
「この3か月間、俺は瑠衣に浮気されてると思われたってことだろ?」
「え? あ……。いえ、その」
「貴恵さんとは瑠衣と見合いしてから一度も会ってない。ラインも電話も無視している。瑠衣以外の女とは付き合ってない」
でも、新垣さんは夏木課長の奥さんが本命なんでしょ?
思わず口を滑らし、聞いてしまいそうになるのを私は必死にこらえた。
質問して「そうだ」と言われたら、私はきっと最後の一か月を楽しめなくなる。
「そんな顔をして、俺を信じてないだろ?」
「いえ、信じます。お義母さんとのラインを見れば……連絡を取り合ってないのはわかりましたから」
私はにこっと作り笑顔で取り繕うと、新垣さんに背を向けてベッドの中にもぐりこんだ。
お義母さんとは連絡はとってない。
でも、冬馬さんとは……。
新垣さんの本当に好きな人で、一緒になりたいと思っているのは冬馬さんのはず。
冬馬さんと新垣さんは、今、どんな関係なんだろう。
「誤解されても仕方ない恋愛ばっかを俺はしてきたけれど……そこまで最低野郎でもないと自負してたが」
「あ! いえ、私が勝手に勘違いをしていただけなので。新垣さんが悪いわけではありません」
だって、私と新垣さんの恋愛は期間限定だもの。
終わりがあるのを私が知っているから、勘違いしただけ。
この恋愛が終われば、お義母さんと新垣さんの関係は戻る。
それを知っているのは、私とお義母さんだけ。
「新垣さん、ごめんなさい。私の勘違いですから」
「この3か月間、俺は瑠衣に浮気されてると思われたってことだろ?」
「え? あ……。いえ、その」
「貴恵さんとは瑠衣と見合いしてから一度も会ってない。ラインも電話も無視している。瑠衣以外の女とは付き合ってない」
でも、新垣さんは夏木課長の奥さんが本命なんでしょ?
思わず口を滑らし、聞いてしまいそうになるのを私は必死にこらえた。
質問して「そうだ」と言われたら、私はきっと最後の一か月を楽しめなくなる。
「そんな顔をして、俺を信じてないだろ?」
「いえ、信じます。お義母さんとのラインを見れば……連絡を取り合ってないのはわかりましたから」
私はにこっと作り笑顔で取り繕うと、新垣さんに背を向けてベッドの中にもぐりこんだ。
お義母さんとは連絡はとってない。
でも、冬馬さんとは……。
新垣さんの本当に好きな人で、一緒になりたいと思っているのは冬馬さんのはず。
冬馬さんと新垣さんは、今、どんな関係なんだろう。


