永遠の愛

「何でダメなの?」

「父親、諒也だぞ。アイツが許す訳ねぇだろ」


ごもっとも。と言った翔のお言葉。

父親なら誰でもそうなんじゃないのって、思うけど。


香恋ちゃんの父親はどう考えても諒ちゃんだ。

あの葵が言うくらい甘やかしの諒ちゃん。


だけど、香恋ちゃんに好きな子が居るって知っただけで、怒りが芽生えそうだ。


「…だね」


思わず苦笑い気味で笑ってしまった私は、この話はなかった事にしよう。なんて思ってしまった。


「ハンバーグ」


ふと呟いた香恋ちゃんの言葉に、私は腰を上げる。


「あ、そうそう。今日ハンバーグなの」

「香恋食べたか?」

「うん!食べた」


仲良くしてる2人を目にした後、私はキッチンへと足を運ばせる。


「しょーくん。しょーくん」


背後から聞こえてくる香恋ちゃんの声に、翔の笑い声が聞こえる。

そしてその賑やかな笑い声とともに混じって聞こえて来た着信音に私の視線がスッとテーブルに向かった。
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