永遠の愛
「じゃーね、香恋ちゃん。またね」
香恋ちゃんの頭を撫でると、香恋ちゃんは蔓延の笑みを向けてくれる。
そしてバイバイって小さな手で香恋ちゃんは振ってくれた。
「またな、香恋」
「じゃあ、また来っから」
翔の後に続けてそう言った諒ちゃんはドアを開けるとすぐに後ろを振り返る。
「あー…忘れてた」
そう言いながら香恋ちゃんを抱えてたままズボンのポケットに手を突っ込み、そこから白い紙キレを取り出して差し出す。
首を傾げて諒ちゃんを見つめると、それは私に差し出されたもので諒ちゃんは私に視線を送った。
「ま、考えれば。…じゃーな」
クッと口角を上げた諒ちゃんは香恋ちゃんとともに出て行く。
「何それ」
姿が見えなくなってすぐに翔は私の手に視線を落としてすぐに私を見つめた。
だけど、私も分からなく首を傾げ、二つに折ってある紙を開いた途端、ハッと思い出すかのように視線を翔に向けた。
「諒ちゃんに言ってたんだ」
「何を?」
「働く所なんかないかなーって…」
「はぁ!?」
案の定、翔からは“別にいいだろ”って言う表情をされ、小さなため息をつく。