永遠の愛

だからなのかも知れない。

私の変な直感が働いてしまった。


駅の周りに沢山にあるチラシを目で覆ってた。


色々な病院の告知チラシの中で、不意に見つけてしまったその名前に視線が止まる。


「…あった」


見つめる先に見えるのは塾のポスター。


そこに書かれてあるのは田口先輩が言ってた英語塾。


「…あさひ塾?」


そこが田口先輩の居る塾教室だか分かんないけど、一番下に書かれている名前。

田口朝日。と書かれている。


経営しているお父さんの名前だろうか。

一番確実に分かる手段は諒ちゃんなんだろうけど、なんだか聞きづらい。


そう思いながらも、そこに書かれている住所を辿って私は足を進ませてた。   


着いた場所は駅からそう遠くはなく、駅裏の路地を真っ直ぐに進んだ所だった。

目の前には2階建の小奇麗な建物。

そこに書かれてあるのは“あさひ塾”と書かれた看板。


見上げて眺めていると、出てくる学生も居れば入っていく学生もいる。


その開いていくドアの隙間から私は不審者のように顔を覗かし中を伺った。
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