永遠の愛

「とりあえず近々働こうかなぁーって」

「はいはい」

「何その、どうでもいい呟き」

「だって俺からしたらどうでもいい」

「そんな事、言わないでよ」


そう言って少し表情を崩し頬を膨らませる私に、翔はクスクス笑みを漏らした。


「ウソウソ。まぁ、頑張って」

「うん」

「なんつーか、ただ心配になっただけ」


スッとさっきまでの笑みを消した翔に、私は首を傾げる。


「心配?」

「そう」

「なんの?」

「学校とかじゃ、若っけぇ男いっぱい居っからな」


そう言って苦笑いする翔。


「大丈夫だよ。私オッサン好きって言ったじゃ──…痛ったぁー…」


不意に叩かれた背中に軽く痛みが走る。

顔を顰めた私と同じ様に翔も眉間に皺を寄せた。


「余計な言葉まで言うな」

「はい」


苦笑いする私に翔もフッと鼻で笑い私の頭をクシャリと撫でる。
< 609 / 625 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop