雨上がり
…………………っていう感じ?」



私が大まかに説明したんだけど…
伝わってるかな?
喋るの下手だから、意味分かってるかな?



なぜだか下を向いている瑠羽と麗那ちゃん…



えっ!?何?

まさか、私の話が下手で、暇過ぎて寝ちゃってる?


えっと、どうしよう…

起こすべき?


よし!
2人には悪いけど、起きてもらおう!



「あっ、あのぉ~」


そう呼んだ時、2人の顔が上がった


そんなに、私の話下手で、暇だったかな?


そう聞こうとした私は言葉をだす寸前でのみこんだ



だって、2人の顔が涙でグチャグチャになってたから…


2人とも、せっかく顔が整っているのに…
それじゃあ台無しだよ?



「花鈴…」
「花鈴ちゃん…」


「「そんな事があったの?」」


同時としか言いようがない程ハモっている2人の声…


2人とも、すごく息があっている

いつのまに、こんなに仲良くなったんだろ?


私は、呑気にそんなことを考えていた







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