雨上がり
あ、あれ?
痛くない…?


そろ~っと目を開けてみると



目の前に見えるのは、建物の天井…

ではなく、蓬莱くんの顔…


顔!?


「本当に大丈夫か?」


「う、うん
あ、ありがとう…」


さっきこけなかったのは、蓬莱くんが支えてくれてたからで…



「はい…」



「はい?」



何の前置きもなく″はい…″って言われても、何のことか分からなくて、思わず聞き返した
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