嘘つきヴァンパイア様



長居するような事、その意味が涼子にはよくわからなく首を傾げユノを見る。

それとは逆に呉羽には意味が分かったのか、深いため息をつきユノを睨んだ。


「するわけないだろ、昼間から。何を言ってんだ」

「え?な、なんのこと?」

「それなら結構です。では、後ほど」

「えっ?」


頭を下げ立ち去るユノの背中を見つめ、そのまま視線を呉羽にうつし「今のどういう意味?」と問えば彼は躊躇うことなく答える。


「ヤるなってことだよ」

「…え」

(それって、まさか…)

ドキッと胸が高鳴り、慌てて繋がれている手を振り払うと同時に呉羽から離れる。


そんな分かりやすい反応を見せた涼子に呉羽は笑いながら彼女の手を再度掴み、グッと顔を近づけた。

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