嘘つきヴァンパイア様


聞きたくない話を聞いてしまいそうで怖い。けれど、好奇心と否定の気持ちから涼子はそこを動けない。



「そうだよな。最近、髪の色を変えただろ?あれ、前々から俺らも言っていたじゃないか。



だけど、頑として黒にしていたにも関わらず、突然元に戻した。多分、涼子様となにかあったんだろう。だから、これはもしや、計画を考え直してくれるかもって期待してるんだが、無理か」



「無理だろうな。わざわざ、カトレア様の生まれ変わりである涼子様を探して花嫁にしたんだぞ。あの力を手に入れるために。



探すのに苦労して、やっと見つけ、恋人になった。ここまで熟したものを捨てるようなことはしないさ。呉羽様の意思は固いからな。きっと、髪のことも取り入る作戦だろ?」


「……え」

カトレア様の生まれ変わりである涼子様を探しだし、恋人になり花嫁した。

探すのに苦労した。取り入る作戦。あの力を手にいれるために。

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