嘘つきヴァンパイア様

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とても暗い。とても、痛い。とても、苦しい。とても…辛い。

その日もまた、涼子は薄っすらと目をあけ、冷たい牢獄の中にいた。

手足は枷で繋がれ、身動きも自由に出来ない。冷たく、孤独感を感じるこの場所にもう何日いるのだろう。



初めのころは感覚的にわかってはいたが…もう何日経過したかもわからない。


あれから、この牢獄にはレシィがたびたび来るだけ。それも、食べ物を持って来て、何も話さずに帰ってしまう。



きっと、呉羽に話すな、と、言われているのだろう。


彼女の顔をみればそんな事、簡単に予想できた。ここに来る彼女はであったばかりの頃と同じで…冷たく、感情を読み取れないから。


開けた目を閉じ、寝返りをうつと、頭がくらくらした。

それもそうだ。人間である涼子を何日も暗闇に閉じ込めては身体がもたない。


彼女の身体は鉛のように重く、今にも魂が肉体から離れて行ってしまいそうだ。


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