嘘つきヴァンパイア様


そして、その日の行為はいつも以上に長かった。


やっとの事で離された時は、着ていたままの服は腰元まで下ろされ、ここ数日で痩せ細った背中が露わになっている。


背中には、痣と噛みつかれた跡が無残にも広がり、乱れる息を整え地べたに横になりながら呼吸をするのが精一杯だった。



そんな涼子とは対照的に呉羽は少しだけ乱れた衣服を直し、手つかずの食事を目にするなり冷たく言い放った。


「お前…きちんと食べろよ。じゃないと…こんなに抱いても、いつになったも子供が出来ないだろ」

「……っ」

「抱くだけ無駄だ。好きでもない女を抱く俺の身にもなれって」


(好き…でも、ない…か)

放たれた言葉に苦笑いし、そのままふら付く身体を起こした。冷気に当たらないように衣服を肩にかけそのまま、柵によりかかる。

その様子に呉羽はイラついた様子で言う。


「まぁ…子供を産むまで、生きていればいい。早く解放されたかったら食べて子供を産むことだな。そうすれば、お前にもう用はない。人間界に返してやるよ」


その言葉に彼女は振り返り、呉羽を見つめた。


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