嘘つきヴァンパイア様
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それからまた、時は過ぎた。
時が過ぎても、変わらず涼子は閉じ込められたままで、毎日のように呉羽に抱かれていた。
その時の涼子は誰が見てもおかしかった。最初は暴れていた行為ももう暴れることなく行為が終わるのを待ち、終わっても彼女はまるで人形のように身動きもせず過ごしていた。
その異変にいち早く気づいたのはレシィ。まるで生気を感じない涼子の眼。いつ牢獄を訪れても涼子は体勢を変えることなく横になったままで、耐え兼ねた彼女は呉羽に黙って涼子のもとを訪れていた。
「涼子様…最近、以前にもましてお痩せになりました。顔色もすぐれません…」
「…う…ん」
かろうじてうなづくことは出来きるみたいだが、涼子の眼はレシィを見てはいない。
「お食事も…やはりお食べにならないのですね」
「…うん…」
お皿には甘いフルーツがあった。少し前に、レシィが甘いものならと人間界に行き仕入れてきたもの。
ひと口だけ口にした後は見られたが、ほとんど食べてないに等しい。
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