嘘つきヴァンパイア様
(わたし、このままどうなるんだろう)
少し体調が回復したら、また、あの牢獄に閉じ込められるのだろうか。
また、呉羽に何回も何回も抱かれるのだろうか。
たとえ、こんなになっても呉羽を好きだとしても、あのような苦しみはあいたくはない。
暗闇と静けさ、あの痛みに、よく耐えていたと思う。
ベッドから出ようと、布団を剥ぐと足首にも痣がある。
その痣に触れれば目眩がし、そのままベッドに倒れこむ。
(だめだ。やっぱり、まだ、立てない)
その後、部屋に戻って来たレシィがベッドで悶える涼子を慌てて元の場所にただし、大きな枕を背もたれに水分と調合した薬を飲ませてくれた。
食べやすい、お米を人間界から調達をして来てくれたが、一口たべ、眠りについた。
それを確認し、レシィも物音を立てないように部屋を出ていった。
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