政略結婚 ~全ては彼の策略~

優香の学生時代の4年は長いようで、あっという間だった。

優香が入社するまでの間にできる限り仕事で成功を収めるため今まで以上に仕事をこなす。
出世の鬼とまで言われていたのも知っていたが周りから何と言われようとどうでも良かった。

優香の学生期間に恋人が出来たとしても、そんな男には負ける気はしなかった。

それに彼女はきっと父親に勧められた男と結婚するしかない運命だ。
そして、父親が選ぶのは次期社長候補に相応の男。
悟と優香は年齢が近い訳でもないが離れている訳でもない。

悟が誠実である事も社長は知っている。

きっと社長は俺を選ぶ。
選ばざる負えない程の存在になってやる。

その一心だった。


彼女に近付くために必死だったとも言えるが。


悟は幼い頃からの環境から、俗に言う"お嬢様"という女性と大勢関わることがあった。

正直に言えば、悟は元来そういう女性が苦手だ。
悟の母親が正にその典型例とも言える存在だったからでもある。

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