18のシンママ
第三話
「どうしたの?」

久家さんは、私が変だったらしく顔を覗いてきた。

『あ、い、いや…』

言えない、息子が可愛すぎて心の中で萌えていたなんて言えない。
もろ変人な自分が恥ずかしい……。

「ままー!!なかはいっていい?」

『あ、うん。良いよ』

自分で鍵を入れ、中へ入る息子。
一歳なのにちゃんと喋るし、私が毎日やっていることを普通に出来る息子が時々恐ろしく感じる。

「へー、自分で出来るんだね」

『あ、はい。あの子はある意味凄い子なんです…。』

『自慢の息子なんです。』私は心の中で呟いた。
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