三番街の天才ランナー



「お前ら、付き合ってるからって朝っぱらからイチャイチャすんなよ。」



ガラガラと扉を開けて銀が入ってきたが俺は黙って授業の準備をする。



翔はまったくって顔で俺を見たがすぐに言ってくれた。



「亜耶ちゃんも分かってくれたんじゃねぇかな。」



俺はその一言でちょっと涙が出そうになった。



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