りぼん結び。


「な・・おや?」



会場には直哉ファンの女子たちの悲鳴や、一部の人からの拍手などとにかくどよめいていた。



「ん?」



「私で・・っいいの?」



「・・・若菜じゃないと、無理。」




私はポロリと涙を流しながら、直哉の背中に手をまわした。


「ありっがと・・う!」



大好き・・・大好き。



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