その猫、取り扱い注意




まさか、と思った。


「え」


「未練がましいけど、想うだけなら自由だよね」



チアキが顔を上げたとき、少しだけ目の縁が赤いことに気づいた。


泣くほど好きなんだな。


ヘタレ王子と呟いた声は多分聞こえてなかったと思う。


そんなことなかった

(次の瞬間、あいつの拳が飛んできた)




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