わがままハーブティーはいかが?
「私の婚約者は最悪だよ。自意識過剰だし、意地悪だし、バカだし、でも・・・」
でも・・・弁護士としての腕は確かだし、外見も中身も悔しいけど・・・カッコイイ
なんて口にしてしまおうとしたが寸前のところで口を閉じた
こんなこと言ったら、アイツのこと本当に好きだと主張しているようなもんだ
「でも、美玲その婚約者に助け求めてなかった?」
私はハッと思い出した
男に連れていかれるとき私は確かにアイツの名前を叫んだ
そのことを思い出し何故か顔が熱くなる
「好き・・・なんだね。その人のこと」
梨緒は私の目を逸らさずにそう言った
「ち違うよ!!アイツのことなんて・・・」
アイツのことなんて・・・好き・・・じゃ・・・
本当に好きじゃ‘ない’と私は言い切れるのか
「その相手の婚約者は美玲のこと・・・好きなの?」
さっきと同じで私の目を逸らさずそう言った