わがままハーブティーはいかが?
「オレはお前が嫌いだった。何かとオレに張り合ってくるしキーキーうるせー女
全然可愛げねーし、素直じゃないし?今思ったらなんでコイツなんだろって思う。」
そう言って昴は私の頬をつまんだ
そして続ける
「お前はオレより劣ってると思ってるだろーが全くの逆だ。お前の一生懸命努力してることオレは知ってる。本当は弁護士になるつもりなかった?そんなのどーだっていいんだよ。ようはそれに対してどう気持ちがあるかだろ?お前なら、美玲なら立派な弁護士になれる。絶対に。
まあ、オレが太鼓判おした女だからな。」
昴はそう言って屈託無く笑った
「・・・昴」
「行くんだろ、アイツとこ」
「・・・え?」
「ほら、外見ろよ。何があったか知らねーがな。」
「・・・」
私は昴に言われ窓から外を見た
玄関先にはみどりと・・・目を腫らした新人メイドの姿が
「さっきのお願い言ってもいいか?」
「・・・うん、何?」
昴は私をギュッキツく抱きしめた