わがままハーブティーはいかが?



「幸せになるって約束出来るか、?」



その言葉にハッと顔をあげる



「・・・え?昴のお願いってそれ?」


何だかおかしくて私は笑ってしまった



「・・・笑うな、アホ!ったく、カッコ良く言ってやったのによ!」



そう言ってそっぽを向く昴



「でも、その約束はできないかな。」



そう言うと昴は私を見据えた



「は?何言ってんだ。オレはお前に幸せになってほしいって・・・」



私はたまらず昴を抱きしめ返した



「それじゃあ意味ないよ。昴も幸せじゃなきゃ意味ないでしょ?そうじゃなかったら私も幸せになんかなれないよ。」



昴の体温がすごく感じられた

とても心地いい



「美玲・・・わかった。オレも幸せになるから、お前も幸せになれ。これ、約束な。」



昴はそう言うと私の手をとり小指を強く握らせた







< 483 / 515 >

この作品をシェア

pagetop