わがままハーブティーはいかが?
「今日は珍しく素直でございますね。」
そう頭の上から声がした
「い、いつも素直じゃない!ってか
いつまで抱きしめてんのよ!放して!」
西島の胸を押してみてもビクともしない
すると、上からフフッと笑い声が聞こえた
「やはりお嬢様は素直ではないですね。本当は放して欲しいなんて思ってはないんじゃないですか?」
ーーーーー!!
私はわかりやすく身体が反応した
「う、うるさい!そんなこと思ってなんか・・・」
私は西島の胸に顔を埋める
「さっきまでは大胆告白していらしたのに?あれはさすがに衝撃を受けました。」
「〜〜〜////・・・あ、あれは忘れて!
さっきのは気の迷いって言うか、頭が混乱してたからあんなこと口走っただけで・・・だ、だから!本気で言ったわけじゃないから!」
私は言葉を並べてなんとか言い訳を作った
でも、そんな言い訳も西島には通用しなくて・・・
「わたくしに辞めるなと泣いて頼んだのは誰ですか?」
「〜〜〜////だから、本気で言ったわけじゃ・・・」
やばいよ、顔真っ赤だ
「では、本気でわたくしに言ってください。」