わがままハーブティーはいかが?



「すき、好きなんだから!西島のことが・・・大好きなの!」



私のその言葉に西島は驚いた様子で振り返った



「・・・だから、辞めないで。どこにも行かないで。私の傍にいて。私、西島じゃなきゃ嫌だよ・・・」



「・・・お嬢様」



「こんな気持ちにさせといて、辞めるとかふざけないで!責任とってよ!」



ついに、我慢してた涙が溢れてきた


西島はゆっくりと私に近づいてくるとそっと涙を拭った



「泣き顔は可愛くないですよ、お嬢様」


そう、優しく西島は微笑んだ



「・・・西島がいけないんだから。西島が私の心を奪うか・・・ーーーきゃ」



気づけば、私は西島の腕の中にいた


そう、気づいた私の心拍数はドキドキとうるさい



抱きしめられていて西島の表情は全くわからない


でも、西島に抱きしめられているとなんだかあったかくてすごく落ち着く



一緒に寝たときみたいみたいにすごく安心できた








< 498 / 515 >

この作品をシェア

pagetop