わがままハーブティーはいかが?



「そう、怒らず。怒ると可愛くないですよ?」



・・・ムッカーー!!


「どーせ、私は可愛くもないし魅力もないですよー。」



私は不貞腐れ窓を全開にして叫んだ



「そうでしょうか?なら、襲って差し上げましょうか?」



何そのあっさり感

踊って差し上げましょうか
みたいなニュアンスでそんなこと言うな!



「西島が私にそんなことするわけないじゃない。夏に雪が降るぐらいありえない。」



すると、バックミラーの西島は不適に微笑んだ



「さぁ、どうでしょう?わたくしはどんなことでも有言実行ですから」




「・・・やれるもんならやってみなさいよ!」



「本当にいいのですね?」


そう、妖艶な笑みを私に向けた


ーーーードキッ


やはり、この笑みには勝てない




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