わがままハーブティーはいかが?

わがままハーブティーはいかが?



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私たちを乗せた車はやっと屋敷に着いた



朝とは比べものにならないくらい静かだ



「お嬢様、リビングルームでお待ちください。お飲物を持ってきますので」


西島にそう言われ、私はリビングルームのソファに寝そべった



今日1日 色んなことがありすぎて大変だった


日和と梨緒のこと昂のこと

そして、西島のこと



今日1日で私は変わった気がする



そう、今日1日を振り返っていると西島が帰ってきた



西島はテーブルに自分で作ったらしい
ハーブティーのポットを置き私に駆け寄った


「お嬢様はミルクティーでよろしいでしょうか?」



私はミルクティーが好き

ハーブティーは嫌い


だって、私には美味しいと感じないから




でも、・・・ハーブのいい香りが部屋中に広がってなんだかすごくリラックスできる



「・・・私も、ハーブティーにする」



「ですが、お嬢様。お嫌いなのでは?」


そう言いながら、西島はハーブティーを注いでいる




「今日は飲むって決めたの!」




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