わがままハーブティーはいかが?



この前までの私だったらこのハーブティーの美味しさに気づかなかっただろう


私も、少し大人になったっていうことかな



「ところで西島、いつまでその格好なの」


私は西島の衣服めがけて指を指した



「・・・に、西島そんな服ににに似合わないから!全然カッコいいなんて、思ってないからね!1ミリも思ってないからね!?」



私は無理やり西島にタキシードを押し付けた


「・・・今すぐ着替えてきます。
ですが、お嬢様。どうしてそんなに顔が赤いのですか?」



ーーーーーー!!



「うるさいっ!き、聞くなバカ!」


私は両手で顔を覆った



西島は仕方ないといった表情でタキシードを持ってリビングルームから出て行った



・・・はぁ〜危なかったよ

何かと西島に心を読まれるから

私は気がきじゃない




しばらくすると、西島が戻ってきた


「お嬢様、着替えて来ました。」


そう言ってタキシード姿を現した西島



「そ、そうよ!それがい、一番よ!!」


私は悟られまいとなんとか平常心を保った



「お嬢様、何か隠し事でもしてるのですか?」



ーーーーーギクっ!!







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