わがままハーブティーはいかが?



―――――*


食事会を終えた私は車で家に帰宅する途中だ。



あれから何となく西島と目が合わせられない。


「お嬢様、婚約するんだそうですね。」


いきなり西島の口からそんな言葉がでた。



「なっ、悪い?
もしかして西島
やきもち妬いてるでしょ~?」


私はからかうように
西島にそう言った。


すると西島は真顔でこう言った。


「いえ、残念ながら
そのようなことはありません。」



そんなこと真顔で言われたら
何だかショック・・・




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