わがままハーブティーはいかが?






西島は何考えてるか


さっぱり分からない。



ほんとに、何者なの!?


ただの執事だと思えない。




「ねぇ、西島。

あなた、何考えてるの!?」



私は窓から見える町並みを


見ながらそう言った。





「いつも、お嬢様の安全を

考えております。」




ふいに顔を上げて


バックミラーを見た。



西島は微笑んでいるように思えたが


どこか遠い目をしていた。
















< 97 / 515 >

この作品をシェア

pagetop