憎しみが、とけるまで
嫌がる彼女を、無理矢理車に乗せ、私は、家へ彼女を連れて帰った。

お節介かと思ったけれど、あのままじゃ、凍死するところだったわよ。
と私は、彼女に、マシュマロ入りのココアを出した。
彼女は、
すみません・・・ありがとうと小さな声でお礼を言った。

しばらくして、私は、彼女を部屋に案内した。

ゆっくり休んで、
と私は、彼女に声をかけた。

彼女は、うなずくと
ありがとう
と小さな声で言った。

おやすみなさいと言って、私は、部屋を出た。
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